夢見がちな気持ちからではなく、あくまでもリアルに沿って生きるために

EXHIBITIONIST2は本当に素晴らしいDVDで目を見開いてみていた。

DJってこういうことだったよな、と。

いま誰でもDJができる状況下ではオールドスクールな手法なのかもだけど、

唯一無二のDJであるためにはこの手段を極めないといけないんだろうな、と。

たとえアナログがCDJになっていたとしても。

TR909のくだりはあんなの真似できるもんじゃとてもないので、

ただただ息をのむばかり。

Exhibitionist 2 (Japan Edition) [DVD]

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 で、このインタビューのタイトルにもある心配している話。

ミルズ:現在の日本の状況については、とても心配しています。というのも最近、自意識が過剰で、自己中心的な考えの人々が目立つようになったと思うからです。こうした人々は、自分の領域が他人によって犯されると感じると、それに恐怖を持 ちます。しかしその弱さは、周囲の人間ではなくて、自分の側に原因があるのです。世界には、いろんな人間がいることを自覚しなくてはいけません。たとえ ば、誰かが他の人よりも優れているとか、あるグループが他のグループよりも優れているとか、そうしたことは基本的にありません。自分の問題を自覚すること が大切なのではないかと思います。

 ふむ。

SNSやらなにやらが身の回りにたくさん浮かんでいる状況になって、自分から簡単に思考を外に発信できる状態が手に入って。その中で自分の外に出すからにはそれを認めて欲しいという欲や自分は間違えていないという絶対的な勘違い。そして周りの人が自分のことを見ているのではないか。そしてその人たちは自分のことをどう思っているのだろうか。などなどの自意識過剰な状態になっているってのはすごいわかる。わかった。

他者との付き合いは、少年時代に子ども同士で遊ぶ中で学ばれるべきことだと思いますが、それを学び切れずに大人になった人がたくさんいる。自分の考えが正 しいとあまりに思い込むことで、それ以外の考えを排除する傾向があることは、ある意味では日本だけの問題ではないので、うまく解決に向かうといいなと感じ ています。

 他者との付き合いっていうことについて、おそらく正解はなくて、そのない正解がわからないまま間違った方向に学んできた。もしくはまったく学べてはこれなかった。という傾向なんだろうか。正しいのは自分だけじゃなくて、他者もその他者の中では自分が絶対的な正義なんだろうし、他人の考えを受け入れるということだけではなく、存在を認める。そして否定も肯定もしないフラットな状態で一旦飲み込まないといけないのだな。そして吐き出すときには十分に注意をして吐き出さなければならず、吐瀉物を他人がどう見るか?そしてそのリターンは?というミニマリズム